クオンタムソリューションズは13日、イーサリアムの追加取得を発表した。総保有量は5918ETHとなり、国内上場企業で最大規模を維持している。
クオンタムソリューションズは13日、連結子会社を通じて暗号資産(仮想通貨)イーサリアムを追加取得した。
イーサリアム保有量が約5918ETHに到達
東証スタンダード市場に上場するクオンタムソリューションズは、デジタル資産戦略の一環としてイーサリアム(ETH)の買い増しを続けている。発表によると、同社の連結子会社である香港のGPT Pals Studio Limitedが取得を実施した。期間は2026年1月2日から12日までである。
今回取得したのは199.9ETHで、取得価額は59万5016ドル(約9460万円)に上る。これに加え、ステーキング報酬として0.06ETHを受け取ったことも明らかにした。同社は今月5日にも300ETHの取得を発表しており、積極的な姿勢を見せている。
一連の取得により、同グループのイーサリアム保有総額は5918.35ETHに達した。取得総額は2269万9024ドル(約36億900万円)となる。1ETHあたりの平均取得単価は3835.36ドル(約61万円)で、前回の発表時点よりわずかに低下した。
今回の取得資金には、2025年10月に発行した新株予約権や転換社債による調達資金が充てられた。同社は、資産ポートフォリオの拡大と中長期的な企業価値向上を目指し、戦略的にデジタル資産を取得していると説明する。
国内上場企業で最大の保有規模を維持
クオンタムソリューションズのイーサリアム保有量は、日本の上場企業の中で最大規模を誇る。暗号資産データサイトCoinGeckoのデータによると、同社は世界の企業保有ランキングでも15位に位置している。
国内では、東証グロース市場に上場するDef Consultingがこれに次ぐ規模で保有しており、世界ランクでは16位となっている。多くの企業がビットコインを財務資産として組み入れる中、クオンタムソリューションズはイーサリアムに特化した戦略をとる点が特徴だ。
同社は今回の取得が2026年2月期の連結業績に与える影響は軽微であるとしている。一方で、今後開示すべき重要な変更が生じた場合には速やかに公表する方針を示した。
市場の反応として、発表当日の同社株価は前日比2.55%安の343円で取引された。市場環境の変動を捉えながら買い増しを進める同社の戦略に、投資家の注目が集まっている。近年、暗号資産(仮想通貨)を保有する企業は増加傾向にある。
