先週のビットコイン(BTC/USDT)は、雇用統計の発表を受けた後も底堅い展開が続き、9万2000ドル付近でのレンジ推移となりました。年末年始の薄商いから徐々に市場参加者が戻りつつあり、取引量も回復傾向にあります。4時間足のMAがサポートとして機能し始めており、上昇トレンドへの転換を示唆する形状に変化してきています。
今週最大の注目イベントは、本日22時30分に発表される米国12月消費者物価指数(CPI)です。CPIはFRBの金融政策を左右する重要指標であり、予想を上回るインフレ率となれば利下げ期待が後退しドル高・ビットコイン安、逆に予想を下回ればリスクオンでビットコイン上昇という展開が想定されます。CPI発表前後は大きなボラティリティに警戒が必要です。
テクニカル面では、9万4500ドルのレジスタンスライン突破が中期トレンドを決める重要なポイントとなっています。10月高値からのフィボナッチリトレースメントでも9万4500ドルは重要な節目であり、ここを明確に上抜けできれば9万8000ドルへの上昇が期待できます。一方、日足75日MAが重なる9万4500ドルゾーンで跳ね返された場合、レンジ下限の8万5000ドル付近への下落リスクも視野に入ります。
ビットコインテクニカル分析
BTC/USDT日足チャート

日足チャートでは、10月の史上最高値12万6000ドルからの調整局面が続いていますが、8万5000ドル付近でダブルボトムに近い形状を形成しており、底打ちの兆候が見られます。
主要な移動平均線を確認すると、日足MAは中長期のMAは下向きで推移しており、75日MAが9万4500ドル付近に位置しています。このMAが上値抵抗線として強く意識されており、現在価格9万2500ドルからの上昇には、まずこのラインを突破する必要があります。
9万4500ドル前後のゾーンは、フィボナッチリトレースメントと75日MAが重なる重要なレジスタンスとなっています。ここを日足終値ベースで明確に上抜けできれば、次のターゲットは9万8000ドル、さらに10万ドルの心理的節目が視野に入ります。
一方、サポートラインとしては8万5000ドルが重要です。このラインは12月下旬の安値圏であり、ここを明確に割り込んだ場合は8万ドル付近までの下落リスクが高まります。
BTC/USDT4時間足チャート

4時間足では、ポジティブな変化が見られます。MAが下向きから横ばい、そして上向きに転換しつつあり、短期的なトレンド転換のシグナルが出ています。
現在、4時間足のMAがサポートとして機能しており、このMAを割り込まずに上昇を継続できるかが今週の最大の注目ポイントです。MAに支えられながら上昇を継続できれば、9万4500ドルのレジスタンスをテストする展開が期待できます。
ただし、本日のCPI発表によっては大きく状況が変わる可能性があります。インフレ率が予想を上回れば、利下げ期待後退でリスクオフとなり、4時間足MAを割り込む急落も想定されます。CPI発表前のポジション管理には十分注意してください。
今週の注目指標
今週はビットコイン価格に大きなインパクトを与える可能性のある重要指標が発表されます。特にCPIは最重要イベントです。
1月13日(月)22:30
米国12月消費者物価指数(CPI)
今週最大の注目イベントです。CPIはFRBの金融政策決定に直結する最重要指標であり、市場の注目度は極めて高いです。
11月のCPIは前年比2.7%でしたが、12月も同水準かやや上昇が予想されています。予想を上回るインフレ率となった場合、2026年の利下げペース鈍化観測が強まり、ドル高・リスクオフでビットコインには売り圧力がかかります。逆に予想を下回る結果となれば、利下げ期待復活でリスクオン相場となり、ビットコイン上昇のきっかけとなる可能性があります。
1月15日(水)22:30
米国12月小売統計
米国の個人消費動向を示す重要指標です。年末商戦の結果が反映されるため、米国経済の健全性を測る上で注目度が高いです。予想を大きく上回る強い結果となった場合、経済堅調=利下げ不要の連想からドル高・ビットコイン売りの展開が想定されます。
今週の注目の注文ポイントについて解説します。
- エントリー9万ドルで買い注文
- 利益確定9万4500ドルで利確
- 損切り8万9000ドル下定着で損切り
4時間足MAがサポートとして機能している限り、押し目は買いチャンスとなります。CPI発表後に下落した場合でも、8万9000ドル〜9万ドル付近で反発を確認してからのエントリーがおすすめです。
- エントリー9万4500ドルで売り注文
- 利益確定9万ドルで利確
- 損切り9万5000ドル上定着で損切り
9万4400〜9万4500ドルは日足75日MAとフィボナッチが重なる強力なレジスタンスです。ここで跳ね返される場合はショートが有効ですが、明確に上抜けた場合は潔く損切りし、トレンド転換に備えましょう。
相場一言アドバイス
「CPIトレード」の心得
今週はCPI発表があるため、「CPIトレード」について解説します。CPIは発表直後に大きく動くことが多く、初心者が飛び乗ると痛い目に遭いやすいイベントです。
CPI発表時の注意点
・発表直後の5分間は様子見:初動は「だまし」が多く、方向感が定まらないことがあります
・レバレッジは控えめに:通常の半分以下のロットサイズで臨むことを推奨します
・ストップは広めに設定:瞬間的なストップ狩りを避けるため、通常より広めのストップロスを設定しましょう
おすすめの戦略
最も安全なのは、CPI発表前にポジションを軽くしておき、発表後30分〜1時間経ってから方向感を確認してエントリーする方法です。「頭と尻尾はくれてやれ」の精神で、確実に取れる部分だけを狙いましょう。
今週の心構え
今週はCPIだけでなく、来週にはFOMCも控えています。重要イベントが連続する時期は、無理にポジションを取らず、確度の高いチャンスだけを狙うことが大切です。焦ってエントリーして損失を出すより、見送って次のチャンスを待つ方が、長期的には勝率が上がります。
「休むも相場」。今週はこの格言を忘れずに、慎重なトレードを心がけましょう。
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