米ドルは200日移動平均線に近づく一方、ドルインデックスは強含む―BBH
米ドルが世界通貨に対して勢いを増す
米ドル(USD)は主要通貨の大半に対して強含みとなっており、ドルインデックス(DXY)は200日移動平均という重要なレジスタンスポイントに近づいています。DXYがこの水準を突破した場合、さらなる上昇が見込まれる可能性があります。ただし、金融政策の違いから、テクニカル要因によるUSDの急騰は控えめかつ短期間にとどまる可能性が高いでしょう。最近のデータはFed funds futuresとも一致しており、BBH FXのアナリストによれば、現在2026年までに合計50ベーシスポイントの利下げが見込まれています。
AI主導の生産性向上による米ドルの長期的な強さの可能性
12月のADP民間雇用者数は予想を下回り、41,000人増加にとどまりました(予想は50,000人増加、11月は32,000人減少)。これらの増加の大半は非循環的な教育・医療サービス分野に集中し、39,000人の雇用増となっています。過去の傾向として、雇用増が非循環的セクター主導であった場合、労働市場の減速が予兆されることが多いです。この傾向は11月のJOLTSレポートでも裏付けられ、雇用と求人の両方が過去1年で最低水準にまで低下しており、引き続き労働需要が減少していることが示されました。
12月のISMサービス業指数は、サービス部門の堅調な活動を示しつつも、インフレ圧力の緩和を示しました。ヘッドライン指数は54.4となり、コンセンサス予想(52.2)を上回り、11月の52.6からも上昇しました。特に新規受注は57.9まで上昇し、2022年9月以来の高水準となりました。また、雇用も2025年5月以来初めて拡大圏に戻りました。さらに、支払価格は64.3に低下し、11月の65.4と比べて9か月ぶりの低水準となりました。
アナリストは、人工知能による生産性の急上昇がUSDにとって大きな上方リスクとなり得ると指摘しています。生産性が向上すれば、米連邦準備制度が長期間にわたり引き締め的な政策を維持することが可能となります。生産性の向上は経済の潜在成長率を押し上げ、インフレを引き起こすことなくより強い拡大を可能にします。本日、米国では第3四半期の非農業部門生産性指標が発表される予定です(ロンドン時間13:30、ニューヨーク時間8:30)。生産性(労働1時間当たりのGDP)は、前年比年率換算で5.0%に達すると見込まれており、第2四半期の3.3%から大きく上昇し、戦後年平均の2.1%を大きく上回る予想です。
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